伊藤文学【『薔薇族』編集長】(幻冬舎アウトロー文庫/文庫)

雑誌がインフラとして機能していた様にぐっときた。インターネットもない当時、自分の性にもんもんとしながら隠れていた全国のゲイが同好の士(というかおホモだち)を発見したときの嬉しさってどんなだったんだろうなー。あくまでゲイ雑誌をコンテンツとして見続けた著者の冷静さからか、後半に行くほど、自らの功績を静かに称える展開に。伊藤文学の著作ではなく、インタビューを受けたものがあれば読んでみたいです。

『薔薇族』編集長 (幻冬舎アウトロー文庫)

『薔薇族』編集長 (幻冬舎アウトロー文庫)

2008/05/25読了[18冊目]