2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

大竹伸朗『既にそこにあるもの』(ちくま文庫/文庫)

『アート』ってカッコつけてて虚無的で、知ろうとする人に考えるな感じろバカーって接するかのようなイメージがあってぼくは勝手に気恥ずかしかったんだけど、大竹伸朗はその気恥ずかしい部分をちゃんと言葉で捉えてくれている気がして新鮮だった。同属嫌悪…

竹熊健太郎『篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人伝』(河出書房新社/文庫)

色んな経験してる人のほうがいまま見たことないような強度のある面白いこと、出来るんだよなあ。ボヘミアン期間ナシでふつうに学校出て企業に就職してって経歴の人がやった面白いこと事例集みたいなのってないだろうか。篦棒な人々ー戦後サブカルチャー偉人…

永江朗『聞き上手は一日にしてならず』(新潮文庫/文庫)

相手に興味を持つこと、うそはつかないこと、知らないことは教えてもらうこと。そのために事前準備に時間を割いて、出来る限りの情報を取り入れてから取材すること。当たり前のことをやってる人のインタビューは濃いと再確認。取材時にキャリアをグラフ化し…

マーク ピーターセン『日本人の英語』(岩波新書)

やっぱり、言語の違いによってだいぶ考え方のプロセスって変わるんだなーと思った。aやtheのくだりとか、へーってなった。話の対象をかなり明確に指定する必要があるんだね英語。あと、気づいた自分の良くないクセ。英文のところをさらっと読み流してしまう…

西村佳哲『自分の仕事をつくる』(晶文社/単行本)

大抵の人はこの本で取り上げられている働き方とは真逆の、組織の中で役割をまっとうするタイプの労働をしてる。そんな仕事では目的、成果物、得られる経験、カタルシスみたいな、ひとくくりにして『仕事の意味』はどうしたって認識しづらい。ぼくを含むそん…

三戸祐子『定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?』(新潮文庫/文庫)

定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? (新潮文庫)作者: 三戸祐子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/04/24メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 65回この商品を含むブログ (132件) を見る2008/04/あたまくらいに読了[2冊目]

村上春樹、柴田元幸『翻訳夜話』 (文春新書/新書)

言語という道具を使って世の中を理解するレッスンみたい。言葉が先か事象が先かって問題で悩まなくていいぶん、世界を捕まえる技術を磨きやすい分野っぽい!と思ったけどきっとそれは村上春樹が語っているから単純化されているだけで本当はもっと大変なんだ…

はじめまして、読書メモです

最近図書館を使うようになったんです。そしたら、何を読んだか忘れるようになりました。以前は本は買うもの!と思っていたので読んでも読まなくても積んであって、あーあのくだりが載ってるのは何の本だっけ、なんて思ってもすぐ探せたんですよね。それがな…