ジェイムズ・P・ホーガン (著)、池 央耿(訳)『星を継ぐもの』(創元SF文庫・文庫)

ハードSFの代名詞みたいに言われているので勝手にビビッてたんだけど、読んでみたら意外と親しみやすかった。学術的な表記が多かったのにストレスなかったのはきっと訳が秀逸なおかげ。

徹底的に書き込まれたディティールが、きれいに回収されていくのが気持ちよかった。それも劇中の科学者たちの論争によって視界が開けていく構図なんて、ちょっと慧眼すぎる。うおおお人間としておれもおれも!みたいな妙なテンションになった。俺のドリルが天を突く!!みたいな。

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

2008/06/21読了[21冊目]