村上春樹『若い読者のための短編小説案内』(文春文庫/文庫)

村上春樹の小説の読み方を疑似体験できたのが収穫。小説を楽しむ新しい定規を手に入れた感じ。読み方ってなかなか体得できないもん、そういう意味ではお役立ちな本なのかも。

それに、取り上げられている作家が未読のばあい、すごく読みたくなる。村上春樹が、なぜこの小説を面白いと思ったかを素直に語ってるからなんだろうな。面白いと思ったことを、丁寧に、ベターな言葉を選んで伝えられるのって素敵なことだよなあ。

小島信夫が気になったので読んでみよう。その後、再読したい。

若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)

若い読者のための短編小説案内 (文春文庫)

2009/05/20読了(74冊目)