2009-01-12から1日間の記事一覧

ドストエフスキー(著)、安岡治子(訳)『地下室の手記』(光文社古典新訳文庫/文庫)

自意識の過剰さゆえに地下室にひきこもることになった40男の手記という形をとった小説。2部構成になっており、前半が独白、後半はひきこもることになった原因だと男が考えているいくつかの出来事に関する記録。笑える。でも、その笑いがぜんぶ自分に返ってく…

速水健朗『ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち』(原書房/単行本)

ケータイ小説の表現手法やそれらを「リアル」だと言い支持する若者たちの文化的背景を、浜崎あゆみやヤンキー文化から紐解いていく文化批評。ぼくはケータイ小説は『Deep Love』に『恋空』、『あたし彼女』くらいしかちゃんと読んだことなかったんですが、共…