鈴木孝夫 『ことばと文化』(岩波新書/新書)

面白い!自分のことを「ぼく」と言ったり、あるいは「おとうさん」と役割で表現したりするあいまいな日本人の自称詞、対照詞を説明していくくだりは感心。関係性のなかで自己のキャラクターを切り替えていく日本人らしさって、日本語にも明確に反映されてるんだなー。いや、言葉が柔軟だから自己を使い分けやすいのかな?1973年の初版だけど古くない。

ことばと文化 (岩波新書)

ことばと文化 (岩波新書)

2008/05/11読了[10冊目]