須賀敦子『ミラノ霧の風景』(白水社/新書)

イタリア文学者である著者が、現地での生活を振り返るエッセイ。

狭い路地が入り組むイタリアの街並みや、現地の人々とのコミュニケーションを丁寧に描写する文章のしなやかなこと。「うれしい」とか「かなしい」とか、そんな言葉使わなくても気持ちって表現できるんだなと改めて思わされる。

2009/02/07読了(49冊目)