シェイクスピア(著)、安西徹雄(訳)『リア王』(光文社古典新訳文庫/文庫)

3人の娘たちに自らの領土をすべて譲り引退すると宣言した王、リア。娘たちの愛に満たされ生きていくはずの余生が、猜疑と裏切りに翻弄されていく様子を描いた戯曲。

当時、これだけ欺瞞を暴く、ぶっちゃけた話を書くのはセンセーショナルだったんだろうなー。妬みや欲に人がとらわれてるさまを読むのは刺激的。訳もなじみやすくサクサク読めたけど、抑揚を想像しなくてはいけない分、やっぱり舞台で観てみたいかな。

リア王 (光文社古典新訳文庫)

リア王 (光文社古典新訳文庫)

2009/02/21読了(53冊目)