野家啓一『物語の哲学』(岩波現代文庫/文庫)

読みきれず!

人はなぜ物語るのかを、歴史の創造という視点から追求している(って内容でいいんだよな…)。

すごく興味のある題材だし、面白そうな匂いがぷんぷんしたんだけど、哲学者たちの名前や彼らが規定した用語が多すぎて、その理解に飽きて断念。大枠の知識が付いてからまた読もう。

しかしこの分野って、知らないとそもそも議論にならないことが多そうですね。哲学するんじゃなくて、哲学について議論を繰り返して、やっと高みが見えてくるんだろうなあ。大変大変。興味本位の人は、まずは古典から読むほうが変な論争に巻き込まれずにのうのうと遊べそうだなーと思いました。

物語の哲学 (岩波現代文庫)

物語の哲学 (岩波現代文庫)

2009/04/26図書館に返却。