途読

野家啓一『物語の哲学』(岩波現代文庫/文庫)

読みきれず!人はなぜ物語るのかを、歴史の創造という視点から追求している(って内容でいいんだよな…)。すごく興味のある題材だし、面白そうな匂いがぷんぷんしたんだけど、哲学者たちの名前や彼らが規定した用語が多すぎて、その理解に飽きて断念。大枠の…

浅田彰『構造と力―記号論を超えて』(勁草書房/単行本)

構造主義やポスト構造主義といったフランス現代思想の解説書。ソシュール、バタイユ、ラカン、デリダ、ドゥルーズ、レヴィ・ストロースといったぼくでも知ってる哲学者たちの思想を体系的に俯瞰できる、ニューアカの代名詞ともいえる1冊。軽妙な文体で各論を…

中島義道『カントの読み方』(ちくま新書/新書)

カントのちょう難解な著作である『純粋理性批判』を読み解く工夫がぎっしり詰まった解説書。読みきれず!原書に当たることになったら、また手に取りたいです。哲学書はとかく文章が小難しい。『統覚』に『超越・覚知』、『予料』って言われても、はて何のこ…