2009-04-28から1日間の記事一覧

野家啓一『物語の哲学』(岩波現代文庫/文庫)

読みきれず!人はなぜ物語るのかを、歴史の創造という視点から追求している(って内容でいいんだよな…)。すごく興味のある題材だし、面白そうな匂いがぷんぷんしたんだけど、哲学者たちの名前や彼らが規定した用語が多すぎて、その理解に飽きて断念。大枠の…

姜信子『日韓音楽ノート―「越境」する旅人の歌を追って』(岩波新書/新書)

在日韓国人三世の著者が自らのアイデンティティを模索するかのように、日韓の音楽の歴史を旅した記録。韓国のポンチャック(別称:トロット)のメロディが日本の演歌にそっくりなのはなんでだろ?でもメロディは似てるのに、ポンチャックは四つ打ち。同じよ…

渡辺洋三『法とは何か』(岩波新書/新書)

法の体系や思想を著者の意見を交えて読み解く、法の入門書。社会の基盤になっている概念ってどんなもんじゃろ、と思って読んでみた。西洋では資本主義市場の要請から法が必要とされ整備された健全なものだったのに対して、日本のそれは開国に伴ったトップダ…